VTuberを始めとして、最近ではVRChatなどのVRSNSでも、Webカメラを使ったフェイストラッキング・ハンドトラッキングが可能になってきました。
よくあるWebカメラでもトラッキングすることができますが、様々なカメラを試した結果、マイベストなカメラを見つけたので共有します。
MAXHUB UC-W21
MAXHUBは会議向けのWebカメラを扱うメーカーで、この商品も会議室向けのものとなっています。
よくある広角のWebカメラでも精々108°程度である中、W21は画角が120°とかなり広いため、手を大きく広げてもトラッキングし続けることができます。
画面に設置して少し後ろに下がって立てば、手どころか全身のトラッキングすら可能でした。
また、画質も4Kと高解像度であるため、指先や表情をトラッキングしたときの精度が高いです。
「トラッキングの推定に解像度を落とすため、解像度はあまり影響しない」という意見もありますが、私が試してみた限りでは4K解像度のカメラのほうが、表情と指先の精度が良いと感じました。トラッキングするソフトウェアによっては、4Kの恩恵がない可能性もありますので、効果については十分に確認・検討した上でカメラを選ぶことをおすすめします。
価格が1万円強と、Webカメラにしては少しお高く感じるかもしれませんが、高級なWebカメラは2万円以上するため、これでも悪い価格ではないと思います。
そのほか候補になるカメラ
私は広角・4Kの両方を重視して選びましたが、別の選択肢として候補になりそうなカメラもいくつかご紹介します。
サンワサプライ CMS-V43BK
こちらは画角150°とさらに広角なカメラですが、解像度が720pとなるため、精度では4KどころかFHDにすら劣る可能性もあります。
価格が5000円を下回っているため、画角に対するコストパフォーマンスに優れています。
サンワサプライ CMS-V53BK
上記CMS-V43BKの後継モデルであり、超広角150°はそのままに、解像度がFHDとアップグレードされたモデルです。
型番不明の格安カメラ
こちらは広角120°で4K解像度という、W21と同等と謳っていながらも、価格が4千円を下回るという謎のカメラです。
型番すら不明なよくわからない中華製品であるため、本当にその性能が出せているのかは全く不明です。
実際は720pだけども、引き延ばして4Kにして送っている・・・なんていうこともあるかもしれません。
リスクはありますが、安いのでチャレンジしてもよいかと思います。