以前、UnityプロジェクトをPC内だけで管理するGit(ローカルGit)を使ってバックアップをとる方法を紹介しました。
今回は上記の記事で作成したプロジェクトを、外付けハードディスクなどのCドライブではないストレージに移動する方法を説明します。
- 移動させる時の注意点
- Unityプロジェクトフォルダをコピー
- Unity Hubにコピーしたプロジェクトを登録
- Unity起動・ビルドを確認
- SourceTreeにコピーしたプロジェクトを登録
- 元のプロジェクトを削除する
- おまけ:Gitの歴史はどこに残っているの?
移動させる時の注意点
手順を説明する前に、Unityプロジェクトフォルダを移動させる時に注意していただきたい点があります。
万が一壊れたら困るUnityプロジェクトなら、移動は「切り取り」ではなく「コピー」してください。
コピーしたUnityプロジェクトを起動し、ビルドができることを確認してから元のフォルダを削除しましょう。
また、移動させたいUnityが作業中だとデータが破損する可能性があるため、必ず該当プロジェクトのUnityは終了してください。
Unityプロジェクトフォルダをコピー
Unity Hubを開いて、移動させたいプロジェクトの→にある「・・・」から「Show in Explorer」を押します。
するとプロジェクトのフォルダを選択した状態でエクスプローラーが開かれますので、この選択されたフォルダをそのまま目的の移動先にコピーします。
Unity Hubにコピーしたプロジェクトを登録
Unity Hub右上の「Open」を押すとフォルダ選択画面が開かれるので、先ほどコピーしたフォルダを選んで「Open」を押すとUnity Hubに追加されます。
Unity起動・ビルドを確認
今追加したプロジェクトを起動し、動作に問題ないことを納得いくまで確認してください。
個人的には重要なプロジェクトだけビルドできればいいかなと考えています。
SourceTreeにコピーしたプロジェクトを登録
まずはSourceTreeのタブを追加します。
新しいタブの「Add」を選び、「参照」からコピーしたプロジェクトを選択し「追加」します。
タブの状況がコピー元と同じになっていると思います。
元のプロジェクトを削除する
SourceTreeとUnityの挙動が問題ないと判断できれば、元のプロジェクトフォルダを削除しましょう。
おまけ:Gitの歴史はどこに残っているの?
隠しフォルダの表示をONにすると、プロジェクトフォルダの直下に「.git」という隠しフォルダが見えます。
この中にGitの記録が残っているため、間違っても削除しないよう気をつけましょう。