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DisplayPort出力しかないPCからUSB Type-C入力しかないディスプレイを使う方法

※2023/11/13 追記 紹介するケーブルを追加しました。

2019 年頃から、Lenovo ThinkVision M14 に代表されるような USB Type-C(a.k.a. USB-C)入力のみを搭載した外付けディスプレイ製品が増えてきました。

USB Type-C は Display Alt Mode をはじめとした、これまでの USB では実現できないユースケースが多くある一方で、一般ユーザーにとって紛らわしい暗黙の常識があります。

問題点

USB Type-C を DisplayPort に変換するケーブルは数多く販売していますが、実はほとんどのケーブルが USB Type-C の出力(PC 側)を DisplayPort(ディスプレイ側)に変換するという前提で作られています。

ですので、逆に PC 側が DisplayPort・ディスプレイ側が USB Type-C の場合は使えません

解決法

かなり調べた結果、双方向対応の変換ケーブルというものが存在していることがわかりました。

実際に ThinkVision M14 に接続して動作することを確認しました。注意点としては、DisplayPort には給電機能がないため、接続ポートの反対側のポートから USb Type-C PD 対応の電源を供給する必要があります。

追記

執筆当時に紹介したケーブルはDP1.2まで対応でしたが、時が流れたことでDP1.4対応の双方向ケーブルがちらほら出ていたので紹介します。

Amazonベーシックは一定の品質でかつ安いことで有名です。長さは1.8m。

日本であまり名が知られていないClub3Dですが、品質の良いケーブルのブランドとして認識しています。こちらも長さは1.8m。

こちらも日本ではあまり知られていないStarTechですが、高品質ブランドのイメージがあります。 前の2つは1.8mに対してこちらは2mと少しだけ長いです。

日本でよく知られているサンワサプライからは1mと短いタイプが発売されています。